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画像とメディア

WordPressの画像サイズとサムネイル:1枚の写真が8ファイルになる理由

WordPressは大きな写真1枚から8つのファイルを作ります。元画像、-scaledコピー、6つのサイズです。人気の無料テーマ28個とWooCommerce、Elementorで実測しました。

公開

結論: WordPress 本体の画像サイズは6つです。thumbnail(150×150、切り抜き)、medium(300)、medium_large(768)、large(1024)、1536、2048。大きな写真にはさらに 2560px の -scaled コピーが作られ、元画像もサーバーに残ります。そのため、カメラで撮った写真1枚は、テーマやプラグインが何かを足す前から 8つのファイル になります。WordPress 7.1.4 と人気の無料テーマ28個、さらに WooCommerce と Elementor で実際に数えました。以下に、その数字、テーマごとに追加されるサイズ、各ファイルのバイト数をまとめます。

アップロードする画像の大きさを知りたい方へ:幅か高さが 2560px を超える画像は、WordPress が 2560px の -scaled コピーを作り、ページではそれが「フルサイズ」として使われます。つまり、カメラの元ファイルをそのままアップロードしても表示が 2560px より大きくなることはなく、サーバーの容量が増えるだけです。投稿のメイン画像に合うサイズは アイキャッチ画像サイズのガイド で解説しています。

WordPress の標準の画像サイズ

WordPress 本体が登録しているサイズです。ピクセルとバイト数は、5696×4784 ピクセル(2,416,996 バイト)の写真を、テーマのサイズもプラグインもない WordPress 7.1.4 にアップロードしたときの実測値です。

サイズ上限この写真から作られたものファイルサイズ
thumbnail150×150、切り抜き150×1507,017 バイト
medium300×300 以内300×25220,395 バイト
medium_large幅 768768×645110,230 バイト
large1024×1024 以内1024×860182,605 バイト
1536x15361536×1536 以内1536×1290367,093 バイト
2048x20482048×2048 以内2048×1720600,786 バイト
-scaled コピー長い辺が 25602560×2150884,855 バイト
元画像アップロードしたまま5696×47842,416,996 バイト

合計は 4,589,977 バイトで、アップロードした写真の 1.90 倍 です。大きい2サイズ(1536 と 2048)だけで、昔からある4サイズの合計より多くの容量を使います(967,879 バイト対 320,247 バイト)。2026年11月6日に Google で「wordpress thumbnail sizes」の上位5件を読んだところ、この2サイズに触れているページは1つもありませんでした。1536 と 2048 は高解像度の画面向けに WordPress 5.3 で本体に追加され、2560px の -scaled コピーも同じバージョンで導入されました。

この表について3点:

  • 「設定」>「メディア」に出てくるのは6サイズのうち3つだけです。 入力欄があるのは thumbnail、medium、large で、medium_large、1536、2048 にはありません。そのため、ここでは止められません。
  • WordPress はアップロード画像より大きなサイズを作りません。 幅 1200px の画像なら 1536 と 2048 は作られず、幅も高さも 2560px 以下の写真には -scaled コピーもできません。8ファイルという数字は、大きなカメラ写真の場合です。
  • -scaled ファイルが、ページで使われる「フルサイズ」画像です。 元画像は保存されますが、表示には使われません。コピーを残すべき場合と止める方法は、WordPress が画像に -scaled を付ける理由 で解説しています。

テーマが追加するファイルの数

wordpress.org の「人気」一覧から、有効インストール数が5万以上の28テーマを入れました。どのテーマにも、新しい WordPress 7.1.4 サイトで同じ画像を1回アップロードし、テーマを替えるたびに本体のサイズを初期値に戻しています。

1回のアップロードで作られるファイル数テーマ数
817(何も追加しない16テーマと Inspiro)
96
103
111(OceanWP)
131(Sydney)

28テーマのうち16テーマは画像サイズを1つも追加しません。 Twenty Twenty-Five、Hello Elementor、Astra、Twenty Twenty-Four、Kadence、Twenty Twenty-Three、Extendable、Hello Biz、Blocksy、GeneratePress、Bluehost Blueprint、Twenty Twenty-Two、Royal Elementor Kit、PopularFX、Storefront、Colibri WP です。これらのテーマでは、8ファイルすべてが WordPress 本体から来ています。

何かを変える12テーマ:

テーマ(テストしたバージョン)登録するサイズ1回のアップロードのファイル数合計バイト数
Sydney 2.73sydney-large-thumb 幅 1000、sydney-medium-thumb 550×400 切り抜き、sydney-small-thumb 幅 230、sydney-service-thumb 幅 350、sydney-mas-thumb 幅 480134,904,859
OceanWP 4.2.8ocean-thumb-m 600×600、ocean-thumb-ml 800×450、ocean-thumb-l 1200×700(すべて切り抜き)114,924,012
Twenty Twenty 3.3post-thumbnail 幅 1200、twentytwenty-fullscreen 幅 1980105,396,559
Twenty Seventeen 4.2twentyseventeen-featured-image 2000×1200 切り抜き、twentyseventeen-thumbnail-avatar 100×100 切り抜き105,010,448
Envo Royal 1.0.14post-thumbnail 300×300 切り抜き、envo-royal-img 650×430 切り抜き104,680,147
Twenty Twenty-One 2.9post-thumbnail 幅 156894,970,782
Twenty Nineteen 3.4post-thumbnail 幅 156894,970,782
Twenty Sixteen 3.9post-thumbnail 幅 120094,829,143
Neve 4.2.17neve-blog 930×620 切り抜き94,715,523
Hestia 3.3.9hestia-blog 360×240 切り抜き94,613,059
Lightning 15.42.0post-thumbnail 320×180 切り抜き94,606,155
Inspiro 2.2.5inspiro-featured-image 幅 2000、inspiro-loop 950×320 切り抜き、inspiro-loop@2x 1900×640 切り抜きを追加し、medium_large、1536、2048 を削除84,362,744

ファイルの数と使う容量は比例しません。Twenty Twenty が追加するのは2サイズだけですが、どちらも大きい(幅 1200 と 1980)ため、28テーマの中で最も容量を使い、元画像の 2.23 倍 になります。Sydney は5サイズを追加しますが、どれも幅 1000px 以下なので Twenty Twenty より少なく済みます。本体のサイズを削除するのは Inspiro だけで、ファイルは8つ、容量は最も少ない元画像の 1.81 倍でした。

ここから分かるのは、余分なファイルの大半は WordPress 本体が作っている ということです。今回のテストでテーマが追加したのは、多くても1回のアップロードあたり5ファイル、約 0.8MB でした。テーマを替えるだけでは、大きくなった uploads フォルダはあまり小さくなりません。

WooCommerce と Elementor が追加するもの

プラグインもサイズを登録できます。wordpress.org で有効インストール数がそれぞれ700万以上、1,000万以上と表示されている WooCommerce と Elementor でも、同じアップロードを試しました。

テーマ + プラグイン1回のアップロードのファイル数元画像に対する倍率本体以外に追加されたサイズ
Twenty Twenty-Five、プラグインなし(対照)81.90なし
Astra、Kadence、Twenty Twenty-Five + WooCommerce 11.2.2111.94woocommerce_thumbnail 300×300 切り抜き、woocommerce_single 幅 600、woocommerce_gallery_thumbnail 100×100 切り抜き
Storefront + WooCommerce111.93同じ3つ(Storefront の幅 324 と 416px)
Blocksy + WooCommerce121.96WooCommerce の3つ + Blocksy の woocommerce_archive_thumbnail 500×500
OceanWP + WooCommerce142.08OceanWP の3つ + WooCommerce の3つ
Hello Elementor、Astra、Royal Elementor Kit + Elementor 4.3.681.90なし
  • WooCommerce は、アップロードごとに3ファイルを追加します。 テスト用の写真はどの商品にも紐付けていませんでしたが、ショップ用の3サイズがすべて作られました。ブログの写真にも作られると考えてください。この3サイズの変え方は WooCommerce の商品画像サイズのガイド にあります。
  • Blocksy は、WooCommerce が有効なときだけ追加のサイズを登録します。 WooCommerce がなければ何も追加しませんでした。
  • Elementor 4.3.6 はサイズを追加しませんでした。 組み合わせた3テーマのどれでも同じで、ファイルは本体だけの場合とバイト単位で一致しました。

自分のサイトで作られるファイル数を確認する方法

ファイル数は、テーマ、プラグイン、アップロードする画像の大きさで変わります。確認する方法は3つです。

  1. ファイルを数える。 大きな写真を1枚アップロードし、SFTP かサーバーのファイルマネージャーで wp-content/uploads/<年>/<月>/ を開きます。同じ名前で始まるファイルはすべて、その1回のアップロードから作られたものです。photo-scaled.jpg や photo-150x150.jpg も含みます。
  2. WP-CLI で調べる。 wp media image-size コマンドは、サイトに登録されているすべてのサイズ(本体、テーマ、プラグイン)を一覧にします。今回のテストでは使っていませんが、WP-CLI のハンドブックに記載されています(出典にリンクがあります)。
  3. アップロード前に確かめる。 写真を WordPress 画像サイズラボ にドラッグすると、WordPress 本体が作るすべてのコピーを、実際の寸法と切り抜き範囲つきで表示します。ツールが示すのは本体のサイズなので、テーマのサイズは上の表から足してください。

本体のサイズをオプション名や切り抜きルールとあわせて1ページで見たいときは、WordPress 画像サイズ早見表 を使ってください。表のほか、JSON や CSV でも取得できます。

サイズを変更・追加・削除する

標準サイズを変える: 「設定」>「メディア」 で、thumbnail、medium、large の欄を変更します。あるサイズの2つの欄を両方 0 にすると、以後のアップロードではそのサイズが作られなくなります。

独自のサイズを追加する: 子テーマの functions.php か、小さなプラグインに書きます。

add_action( 'after_setup_theme', function () {
	// 名前、幅、高さ、切り抜き。true = ちょうど 800×450 に切り抜く。
	add_image_size( 'card-image', 800, 450, true );
} );

使わないサイズを削除する: 本体の大きい2サイズは名前で、medium_large はサイズのフィルターで外します。

add_action( 'init', function () {
	remove_image_size( '1536x1536' );
	remove_image_size( '2048x2048' );
} );

add_filter( 'intermediate_image_sizes_advanced', function ( $sizes ) {
	unset( $sizes['medium_large'] );
	return $sizes;
} );

削除は慎重に。1536 と 2048 のファイルは、srcset が大きな高解像度画面に渡すものなので、外すと画面幅いっぱいのヒーロー画像がやや甘く見えることがあります。どのサイズなら安全に外せて、それぞれどれだけ減るかは、uploads フォルダが大きすぎる原因のガイド にまとめています。

既存の画像は再生成するまで古いサイズのまま

WordPress がサイズを作るのは、アップロードのときの1回だけです。新しいサイズの追加、「設定」>「メディア」の変更、テーマの変更をしても、すでにメディアライブラリにある画像は変わりません。作り直すには次を実行します。

wp media regenerate --yes

または、同じことをする無料プラグイン Regenerate Thumbnails を使います。その画面は 「ツール」 メニューにあります。

2026年11月6日に、WP-CLI 2.12.0 と Regenerate Thumbnails 3.1.6 の両方を試し、WordPress の画像エディターが開いたファイルをすべて記録しました。どちらも、2560px の -scaled コピーではなく 元のアップロード画像 から各サイズを作りました。つまり、再生成したサイズは新しくアップロードしたときと同じ鮮明さです。同じテストで分かった注意点もあります。2560px の上限を完全に無効にしている場合(__return_false)、再生成してもフルサイズの画像は戻らず、戻すには再アップロードが必要です。このケースは WordPress の画像がアップロード後にぼやける理由 で取り上げています。

大量の画像を再生成する前に、wp-content/uploads をバックアップしてください。wp media regenerate は初期設定で、置き換えた古いサイズのファイルを削除します。そのため、外部サイトがそれらのファイルに直接リンクしていると、そのリンクは切れます。気になる場合は --skip-delete を付けてください。

テスト方法

  • サイト: Windows 上の WordPress Playground(SQLite)で、WordPress 7.1.4 と PHP 8.3.36。WordPress が選んだ画像エディターは GD(GD 2.3.3)。JPEG 品質 82 と 2560px の上限は初期値のままです。
  • テーマ: 2026年11月5日時点で wordpress.org の「人気」一覧にあり、有効インストール数が5万以上の28テーマ。公式の ZIP からインストールしました。テーマごとに本体のサイズを初期値に戻し、テーマを有効化して、その初期設定のコードが動いてからアップロードしています。
  • プラグイン(2026年11月6日): wordpress.org の WooCommerce 11.2.2 と Elementor 4.3.6。通常どおり有効化して独自の初期設定コードを動かし、設定は初期値のままです。
  • 写真: Alan Schmierer による実際の CC0 写真(Wikimedia Commons)。5696×4784、2,416,996 バイト。WordPress 自身の media_handle_sideload() で追加しました。これはメディアライブラリからのアップロードと同じサイズを作る関数です。アップロードのたびにサーバー上の全ファイルとそのサイズを記録し、画像を削除して、ファイルが0個になったことを確認しました。
  • 再現の確認: 何も追加しない16テーマは、バイト単位で同じファイルを作りました。11月6日の対照の実行も、11月5日の結果とバイト単位で一致しました。
  • 元データ: CSV をダウンロード(38行。各テーマと各テーマ+プラグインの組み合わせについて、追加されたサイズとバイト数。列名は英語)。odiethemes.com の名前を出せば、CC BY 4.0 で自由に使えます。

制約。 これは1枚の写真、1つのテストサイトでの結果です。ほかの写真、Imagick エディター、WebP や AVIF での出力、別の品質設定では、バイト数が変わります。ファイルの数はサイズの一覧と画像の寸法だけで決まるので、バイト数よりもほかのサイトに当てはまりやすい数字です。オプションやスターターテンプレートを有効にしたときだけ追加サイズを登録するテーマもありますが、今回は各テーマの初期設定で試しました。ギャラリー、スライダーなどのプラグインも独自のサイズを追加することがあります。テストしたのは WooCommerce と Elementor だけです。Playground は実際のホスティングではないため、アップロードにかかる時間は測っていません。

解決しないときは

サイズは合っているのに画像がぼやけて見えるなら、WordPress の画像がアップロード後にぼやける理由 を読んでください。投稿のメイン画像にどのサイズでアップロードすればよいかは、アイキャッチ画像サイズのガイド にあります。問題がファイルの多さで、フォルダが大きくなりすぎているなら、WordPress の uploads フォルダが大きい理由 から始めてください。

出典

FAQ

よくある質問

WordPress の標準の画像サイズは?

WordPress 本体が登録するサイズは6つです。thumbnail 150×150(正方形に切り抜き)、medium 300×300 以内、medium_large 幅 768、large 1024×1024 以内、そして WordPress 5.3 で追加された 1536x1536 と 2048x2048 です。幅か高さが 2560px を超える写真には、2560px の -scaled コピーも作られます。

画像を1枚アップロードすると、WordPress はいくつファイルを作りますか?

WordPress 7.1.4 での実測では、5696×4784 ピクセルの写真1枚が8ファイルになりました。テーマのサイズもプラグインもない状態で、元画像、-scaled コピー、本体の6サイズです。人気の無料テーマ28個(いずれも有効インストール5万以上)では8〜13ファイル、OceanWP と WooCommerce の組み合わせでは14ファイルでした。

画像サイズをいちばん多く追加する WordPress テーマは?

テストした28テーマのうち、最も多かったのは Sydney(5サイズ追加、1回のアップロードで13ファイル)、次が OceanWP(3サイズ)、Twenty Seventeen、Twenty Twenty、Envo Royal(各2サイズ)でした。Astra、Kadence、GeneratePress、Blocksy、Twenty Twenty-Five を含む16テーマは1つも追加しませんでした。

WooCommerce や Elementor は画像サイズを追加しますか?

今回のテストでは、WooCommerce 11.2.2 がアップロードごとに3ファイルを追加しました。300×300 に切り抜いたサムネイル、幅 600px の商品画像、100×100 のギャラリー用サムネイルです。Elementor 4.3.6 は、組み合わせた3テーマのどれでもサイズを追加しませんでした。

新しい画像サイズは、アップロード済みの画像にも適用されますか?

適用されません。WordPress がサイズを作るのはアップロードのときだけです。「設定」>「メディア」の変更や新しい add_image_size() は、その後のアップロードにしか効きません。既存の画像は wp media regenerate か Regenerate Thumbnails プラグインで作り直します。今回のテストでは、どちらも -scaled コピーではなく元のアップロード画像から各サイズを作り直しました。